大草原の小さな寒村

孤独に歩め。悪をなさず。求めるところは少なく。林の中の象のように。

オタクとサブカルよ、習合せよ! 俺は怒っている。

オタク系商業ネットライター、彼らの書くセンテンスほど醜いものはない。

彼らは商売で文章を描いているので、まず批評はしない。

とにかく、これが危険である。

「推してくれ」と依頼された流行りのコンテンツを、無条件で彼らは崇め、コンテクストの生成に一役買う。


商売だから仕方ない。と言って終わる話だが、サブカル系は案外そうでもない。


具体的に言うと、音楽では、悪名高く挑発的な記事で一斉を風靡していた『地下鉄TIMSなるブログがあった。

このブログはクサすものは徹底的にクサし、ヨイショするものは徹底的にヨイショする。

結果、暴走して訴訟沙汰に発展しブログの更新は止まってしまった。


ファッションはどうだろう。

山田耕史さんのファッションブログが支配的だ。

すごい良識的で、20年前のメンノンとかを紹介したり、客観的に最新ファッション情勢を分析する。それは決してクサすことでもヨイショすることでもなく、一貫した客観性がある。


これらは基本的に商業というより、個人の感想が後に商売として発展する形になっている。

このサブカル界の批評性は、オタク系商業ネットライターには出来ない行いだ。

オタク系のインテリは、どこぞの新聞社のオタク系記事サイトの一兵卒としてTwitterからフックアップされ、マーケティングを操るからくり人形に成り下がる。

何がバ美肉だ、恥を知れ。

ここに、これらVチューバーの最先端だか最新の漫画がどうたらとかを押し付けられるのに、「抵抗感」を持ったオタクたちは、サブカルに習合すべきなのだ。


サブカルの間口は広い。

というより、最近のサブカルはオタク方面に向いている気がする。

10年前の、やくしまるえつことか押見修造とか、「サブカルだけどオタクを搾取します」みたいな構造ではない。

いまサブカルを席巻し一番知名度を誇るバンド、PKshampooのVoヤマトパンクス氏は、TwitterでなんJ語とかちいかわとか、面白半分でネットスラングを使い、限りなく陽キャに近い陰キャなのか、陰キャに近い陽キャなのかわからないほどフリーダムなパンクスが居る。


彼を見習うべきではないか?

彼みたいな、派手な髪の色で派手なノーブランドのジャンパーを羽織ってサンダルを履くみたいな、そういう形にオタクは向かうべきじゃないのか?

オタクからサブカルを搾取する構造を作るべきなのではないか?

(ヤマパン氏は非常に問題児だからその辺はテキトーに見ないふりをして・・・)

他にもこういう系のバンドはある。例えば「リトルガールハイエース」だとか、

どう見ても夢見・・・なジャケットでSpotifyに配信してしまっているやべーやつ。がいたり。

あとは「くだらない1日」というバンド。

曲名も超適当で、「あーそうですね」みたいな曲とか「レッドアイズブラックドラゴン」とかいう曲を作ったり。

そして彼らは、あの暴走するオタクを止めようと計るヤマカンと対バンしたのだ。

山本寛氏の高畑勲系の思想は、かなり僕にはよく分かる。

まぁ、彼の思想を理解しなくていいが、とにかく、ある程度間口の広いフリーダムさを持てばいいのだ、オタクは。

でも、フリーダムすぎてもダメだ。10年前のクリープハイプのライブの騒動みたいなのは決して起こしてはダメだ。節度を持て。


というわけで、

ここに、サブカルとオタクの習合を宣言したい。

というか、まず僕がオタクとサブカルの習合した存在になる。

この思想に賛同できるなら、僕のTwitterなりこのブログなりを見て参考にしてもらいたい。

以上。