大草原の小さな寒村

孤独に歩め。悪をなさず。求めるところは少なく。林の中の象のように。

一人暮らし生活120日目 極限に追い詰められた人間たち

極限に追い詰められた人間。

人間が、限界まで追い詰められて「こういうしか無い、このセリフしかない」というシチュエーションがすごく好きだ。

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追い詰められ、原作にはなかった涙を流しながら、「どうすれば」と言うしか無い夜神月

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全てのコンプレックスに追い詰められたカテジナ「まやかすな!」とウッソを否定する以外の言葉が出ないシーン。


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サーニャとエイラがウラル山脈を眺め、サーニャと一緒なら私、どこへだって行ける」と、思わず涙してしまうエイラ。サーニャへの感情が昂ぶって、そう言うしかないエイラ。

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極限ゼリフのオンパレードのSBR後半。

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『よりもい』も極限ゼリフのオンパレードでしたね。


『STAND UP TO THE VICTORY』を聴いた庵野秀明

あの曲の中で、「その向こうに何もなくていい」と言い切っているのもいい。あの達観した感じはよかった。やっぱり富野さんは、何かに絶望してそこから出てきた感じがします。

的を得てる。

とにかく、僕は様々な感情や壁の限界にぶち当たって、そこから発せられるキャラクターのセリフが大好きなんです。

別に泣き叫んだりしなくてもいいんです。

で、達観の域を越えたルルーシュが、シュナイゼルをビデオで倒すシーンで、そこからフラッシュバックされる「抗っていたものたちの姿」の演出も好き。

僕たち三次元の人間でも、追い詰められるときは「どうすれば…」とか涙をこぼしてしまう時もあります。

でも、そういう感情も必要なんだと思います。心の痛みも生きてる証。

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ぼくが限界うつ病で死まで考えた時、たまたま『天 アカギ葬式編』を読んで、ここシーンがものすごく僕の心を助けてくれました。

それと前述の動画のルルーシュの言葉にも命を救われましたね。

『俺は何度も見てきた。不幸に抗う人、未来に抗う人を。みんなが幸せを願い抗い続けた。』

極限になればこそ、自分のホンネが判ってくる。

たかがアニメ漫画でも、こういうシーンは、本当に切実で、必要なんです。

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