大草原の小さな寒村

孤独に歩め。悪をなさず。求めるところは少なく。林の中の象のように。

一人暮らし生活92日目 やっぱ『クズの本懐』面白すぎるわ。

クズの本懐』に影響されて、『サンボマスター』のベストアルバムを聴いていた。

サンボマスター忘れらんねえよ みたいなバンドと思ってたけど、どっちかといえばフラカン側に近いなぁと思った。


しかし『クズの本懐』のアニメを観て2,3日たった今もスゲー衝撃を心臓に喰らってる。

豊崎愛生さん演じる女先生の「女」の心理が、まるで富野アニメみたいにリアリスティックで、エグくて、更に安良岡さんとムギくんには逃げ場がなくて、オチ含めてとことん切ねえアニメだと思った。

脱出口なき感情が「懐」にうごめいてひたすら逃げ場がない、そんなアニメですね。

しかしこのOP曲もすごい曲だと思う。

「終わらない花占い」「怖いくらい貴方が好き」「世界中の不安を集めて閉じ込めたなら何が起こるの?」

こんなリリック、どこから産まれてくるんだ。アニメもすごいが歌もすごい。

劇伴の横山克先生の曲も、『四月は君の嘘』や『嘘と恋』と同じように行間に挟まって聴こえてくる名曲ぞろい。

とにかくこのアニメの豊崎愛生さんの怪演が物凄くて、癒やしを求めて『ゆるキャン△』や『けいおん!』を観たり。

いや、それでもあの先生怖すぎるわ。



それと今日。
www.megaya.net

こんな名記事に遭遇。
『ザ・ミイラズ』。「夏を楽しむための~」はリアルタイムで聴いてたけど、それ以外はYouTubeでMV見てたぐらいで、アルバムを買ったり借りるなりして聴くようなことは当時できてなかったな。

リアルタイムでミイラズの変遷を楽しみたかった。


あとはなんだろ。そうだ、やっぱり『クズの本懐』つながりで『尾崎豊』にわりとハマってしまったんだった。

いろいろあるけどコレが一番好きかなぁ。

尾崎豊は「若者」として26で死んで。常に彼は「大人」への反発心だけを残したまま、逝ってしまったように思える。

この『Cookie』という曲でさえ、大人たちが作ったシステムに悩む当時の若者の歌だ。

当時の若者は、いま親(うちのような尾崎ファンの親父)になって、子供にちらっとオザキを教える。

当時の若者が大人になって、子をなし、立場が逆転したとしても、尾崎の葛藤は子供世代の我々にも分かる。

なんとも不思議だ。


あとは最近USロックばかり聴いてたけど、UKに戻って、ジザメリとかニューオーダーとか聴いてた。

イギリスの「ポスト・カートコバーン」(いや、イアンカーティスの死もシーンに影響を与えたか。)は、マッドチェスターやブリットポップという言葉に纏まられても、まとめられない。ジャンルが様々に広がりすぎている。

アメリカの場合は、シカゴで「エモ」が、アメリカ各地で「メロコア」が、黒人社会の場合「ヒップホップ」が台頭してきた。しかし、イギリスほど大きくジャンルが増えまくったわけでもない。




・・・まぁいろいろDIGってるものの、2022年最新の邦楽ナンバーを聴きそびれている 笑
なんかまだ1月だけだと「新たな時代が動いた」とは感じられず、過去の名曲をほじくり出すんだよなぁ、この性分。


というわけで今日は音楽の話ずくめでした。