大草原の小さな寒村

孤独に歩め。悪をなさず。求めるところは少なく。林の中の象のように。

ロシア

『ぼっち・ざ・ろっく!』。音楽業界のロシア・ウクライナ戦争。帝国とマルチチュード。について。

日本時間2022年11月29日現在。2022年2月24日(その前からうすうす予感が脳裏に走っていたが)ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、僕は今年、趣味のロックバンドDIG収集にやる気が薄れた。それは、2020年コロナ上陸当時のコロナによる世間の異常な空騒ぎの…

再論。「虐殺器官」

なぜロシア兵はジェノサイドに踏み切る心理に至ったのか。テレビのコメンテーターか何かが言うには、撤退時に背中から撃たれないように完全無力化するそうな。まず第一に、ちくま学芸文庫「戦場における「人殺し」の心理学」や、僕の好きな映画「ブラックホ…

「わかりやすく」「いち早く」「簡単に」物事を理解したい心理の危うさ。

ゼレンスキーは反日=反ワクDS人工地震界隈が衝突したらJアノンの出来上がりよ— 寒村の善き農夫 (@_KUVO_) 2022年3月17日 こないだか。僕の家にはテレビがないので、ラヂオで流し聴きしていたウクライナ情勢に関して、古谷経衡氏は「わかりやすく物事を理解…

「ウクライナ戦争」を絶対に注視しなければいけない理由。

この戦争は、「全く新しい戦争」だ。9,11とイラク戦争以降に語られてた「新しい戦争の常識」が根底から覆っている。www.warewaredan.comanime.dmkt-sp.jp私は当時小学三年生だったが、イラク戦争開戦の狼煙となる、あの「夜間の砲撃の映像」は深く記憶に刻ま…

「ファイトクラブ」「マトリックス」問題。「デカルト懐疑論」「ハイパーリアル」と「サイバーパンク」に飲み込まれた欧米の狂気に、日本人はどう立ち向かっていくか。

またも「ファイトクラブ」「マトリックス」問題。 Qアノン、ポスト・トゥルース、トランピスト、そしてオルタナ右翼たちのバイブルに成り下がってしまった、悲しきこの二作。欧米圏では、欧米人が演っているこれらの映画が、ものすごくリアルに視えるのだろ…

ウクライナ戦争。ざっとこれまでの推移。

「戦争? 始まってますよ、とっくに」 一週間と数日前。プーチンが突如、ウクライナに戦線布告を行い、怒涛の侵攻を行ったが、戦争はプーチンの宣戦布告以前から始まっていた。ja.wikipedia.orgja.wikipedia.org 2014年のクリミア紛争の以前から、ウクライナ…

ウクライナとロシアよ。戦うな。双方ともに銃を下ろせ。

なにやら、昨日の鳩山や山本太郎の件と、今日のプルシェンコの件で、「徹底抗戦ムード」が高まってきているらしい。鳩山の、「過去の虐殺があってウクライナは悪い、ゼレンスキーはテロリスト」という思想は間違っているが、徹底抗戦を掲げるゼレンスキーの…

ウクライナの戦争を経て、我々は「マチズモ」「ホモソーシャル」とどう向き合えばいいのか

私の好きな映画は『ブラックホークダウン』だ。仲間との絆。友情、それらを越えた連帯感。「仲間のため」と締めくくられるラスト。ホモソーシャルの権化のような映画だ。しかし、敵軍の視点から見れば、米軍は侵略者。そして敵兵はただの敵でしかない映画で…